鎌田裕一郎

Executive Producer / 代表取締役

メディアコミュニケーションプランナー
コンサルタント
メディア展示プロデューサー
TV番組プロデューサー
シナリオライター... etc.

Profile

様々な顔を持つ鎌田は、TV番組のディレクターを皮切りにユニークな映像作品を世に送り出してきた。
日常生活のなかに題材を取り、従来にない視点で鮮やかに社会を切り取って見せた「追跡」(1988〜1993日本テレビ)、はその代表作である。

近年では、環境やエコロジーをテーマにした老舗TV番組「素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日)、で数々のユニークな企画を番組化し「日本民間放送連盟賞 ”NAB Awards 2007”の「放送と公共性」優秀賞」「2007年度科学放送 高柳記念企画賞」を受賞した。

鎌田は、常に新しい技術の本質を見抜き、様々なフィールドでユニークな表現の中に生かしてきた。

コンピュータを使った表現では、県博にメディアアートを持ち込んだ「KUMANO」でインタラクティブ動画を実現し、1994マルチメディアグランプリインタラクティブ部門賞を受賞したほか、1994年のNew York Festivalでシルバープライズに輝いた。翌年1995年、早くも動画を使った仮想ディスカッションシステム「サイバーエージェントシステム」を生み出し、2年続けてマルチメディアグランプリの賞を受賞した。1995年は、インターネット創世記でもある。鎌田はこの年早くも、NTTの協力を得て、TOKYO_LAをインターネットで結んだ動画による仮想ディスカッションを実現して、大きな話題になった。NTTでさえ、回線速度が128Kの時代である。

1998年、マイクロソフトのインターネットエクスプローラーの世界的なキャンペーンの日本版を担当。宇宙探検をテーマにしたオリジナル連載クイズゲームをプランし、併せてシナリオ作成から演出まで手がけ、世界でもっとも成功したキャンペーンと評価された。

2000年には、今話題のICタグを展示に使ったシステムの開発を開始。

2002年、国立広島、長崎両原爆死没者追悼平和祈念館で、デジタルで心と想いを伝えるコミュニケーション表現に挑戦。従来にない情報検索システムをまとめ上げただけでなく、本という紙のインターフェイスにICタグを埋め込み、本とデジタルメディアをシームレスに結ぶ試みに成功した。

2004年には、ICタグとPDAを組み合わせた、情報提供システムを実用化した。

2005年、2006年は、国の研究所と共に、新たなメディアコミュニケーションのブレイクスルーにチャレンジしている。

2013年、いち早くドローンを使い、全国の環境活動を映像化し、インターネットで公開。

2014年以降は、VR、ARなどの先端技術を盛り込んで、国の研究所や放送大学の展示やコンテンツ制作している。

また、企画・調査、コンサルティングの分野でも電力会社やサウジアラビアの文教施設を手掛けている。

鎌田は、TV番組からメディアアート表現まで、メディアコミュニケーションの幅広い領域を高いレベルでカバーする。

ちなみに、サイバーネットワークの全ての基本プラン・シナリオは鎌田の手による。

2007年まで、文化環境研究所ジャーナル「科学とテクノロジー」を定期的に執筆した。