「開かれた研究所」のための研究紹介システム
〜群馬県衛生環境研究所〜


研究者がネットワークを介して容易に情報を更新できる展示システム

1999年7月、新築移転して開所した群馬県衛生環境研究所は、「開かれた研究所」をテーマに、施設の一階に一般に開放された展示空間を持った先進的な研究所です。
この研究所のメディア展示を、基本プランから本格的なイントラネット環境のシステムインテグレーション、各ソフトウェア制作まで一貫して手がけました。
この研究所システムの大きな特徴は、ネットワーク環境を生かし、情報を容易に更新できること。
インターネット・ブラウザをフロントエンドに、写真や動画などのグラフィカルな情報も含め研究所のスタッフが自由に追加・修正が可能で、常に最新の情報を利用者に提供することができるように考慮されています。

DATE:1999.7 制作:株式会社日展

エーケン博士の研究室 ワークショップスタジオ



衛生/環境に関するサンプルを、様々な方法で疑似的に分析/研究できるソフトウェア、いわばバーチャル理科実験室。
実験室は「水の実験室」「空気の実験室」「病気の実験室」「食べ物の実験室」に別れていて、それぞれに日常生活とかかわりの深い、身近にあるものについての調査研究をすることができます。

サンプルを自由に選び、台に置くと、サンプルの容器に貼られたバーコードを読んでソフトウェアがスタートします。
実験中には、仮想的に顕微鏡を覗いたりなどの疑似体験も可能、この研究室で見たことやったことは、実験ノートとして記録されプリントして持ち帰ることもできます。
さらに、インフォラボのデータベースとネットワークでリンクしているため、関連した様々な情報を引きだすことや、インターネットへ接続することも可能です。

SIGGRAPH '99 Electnic School House招待参加


エーケン博士の何でも情報 インフォラボ



研究所ってどんなところ?
何をするところ?
そんな疑問に答えるためのソフトウェアです。
研究所で行われている調査、研究や設備についての紹介、研究成果である論文や全国にある研究所についての情報も見ることができます。

研究所と研究所の仕事に関する様々な用語などを解説する、情報データベース。
誰でも使えるインターフェイスとを備え、インターネットの最新技術を駆使し、動画やアニメーションなどメディアリッチな演出展開をしています。
また、簡単な操作でインターネットにもシームレスに接続し、多彩な情報を入手可能、情報をプリントして持ち帰ることもできます。


エーケン博士の群馬県感染症・花粉マップ リアルタイムチェック



日々更新される研究所のデータベースとリンクし、最新の感染症と花粉の情報を提供するソフトウェア。
今日の情報をいち早くお知らせします。
これを見れば、花粉の飛散状況や、感染症の発症動向が一目でわかります。

情報は、マップやグラフをベースにしたグラフィカルな表現で、子供でも理解できるわかりやすい形で処理しています。
さらに、簡単な操作で過去の情報を呼び出し比較したり、グラフを呼び出し変化を見ることも可能です。
もちろん、欲しい情報をプリントして持ち帰ることも可能です。


※掲載の制作事例に関するご質問などはinfo@cyber-net.co.jpまでお寄せください。