最先端の情報を発信する「AIST研究紹介システム」
〜独立行政法人産業技術総合研究所「サイエンス・スクエア つくば」〜


データベースとネットワークが可能にする、
更新性の高い情報公開システム

今日では研究所でもその成果や情報を広くアピールすることが必要とされるようになってきました。
サイバーネットワークでは、2004年10月1日につくば市にある独立行政法人産業技術総合研究所つくばセンター内にオープンした、研究成果の展示・発信のために設けられた「サイエンス・スクエア つくば」の情報公開システムとコンテンツを構築しました。
毎日のように新しい研究成果が得られる研究では、わずかな期間でも作成した情報が古いものになってしまいます。展示として公開するには、新しい情報を迅速に展示に反映させることが重要です。
「サイエンス・スクエア つくば」の情報公開システムはデータベースとネットワークを使う事で、サーバに入力されている研究の情報を、広報担当者や研究者自身がwebアプリを使って容易に更新し展示コンテンツに反映、公開できるよう準備されています。

DATE:2004.10 制作:株式会社内田洋行

デジタル情報ウォール


▲最新の情報が一目でわかる

「サイエンス・スクエア つくば」のエントランスゾーンにある「デジタル情報ウォール」は、
公開されている研究テーマやトピックスなど、最新のニュースを大型映像で紹介しています。
情報の内容はwebアプリで簡単に更新でき、データベースを経由して即座に反映されます。


AIST研究紹介システム


▲テキストだけでなく、写真や動画でわかりやすく紹介

開発技術、データなどの最先端の研究成果を、タッチディスプレイと大型スクリーンでわかりやすく紹介する、デジタル展示システムです。
研究テーマや展示物の理解をより深めてもらうために、写真資料や動画などを取り入れて解説する事ができます。


日本のどこからでも更新可能


▲全国の研究所で研究・開発されている展示コンテンツも公開

「サイエンス・スクエア つくば」で展示されている研究は「つくばセンター」にとどまらず、全国の産業技術総合研究所の研究の中から選ばれたものが展示されています。そのため、全国どこの研究所からでも情報が更新できる必要があります。
本システムでは産業技術総合研究所のネットワーク内からであれば、どこからでも展示コンテンツを最新の情報に更新する事が可能です。


変幻自在の展示フロア


▲展示スペースにも柔軟に対応できる展示コンテンツ

展示される研究成果によっては、展示スペースを拡張する必要が生じることも考慮しなくてはなりません。
「サイエンス・スクエア つくば」では展示室の空間を区切っている壁面や展示ケースは、フレキシブルに組み替えが可能で、見せ方の自由度を持たせています。情報展示のシステムは、展示物の変化に対応して、システムの管理PCから端末に表示するコンテンツを組み替えることが可能な他、タッチディスプレイのみ、タッチディスプレイと大型スクリーンなど、表示の方法も変える事ができます。これによって、展示室を利用した研究発表や展示会に利用する事もできます。


※掲載の制作事例に関するご質問などはinfo@cyber-net.co.jpまでお寄せください。