作曲家・吉田正の世界をフルデジタルのメディア展示で提供
〜吉田正音楽記念館〜


非接触型携帯ミュージックプレイヤーとメディア提供システム

「異国の丘」「いつでも夢を」など、数々のヒット曲で知られる、昭和の歌謡史を代表する作曲家、故吉田正氏の功績を讚え「吉田正音楽記念館」が、2004年4月29日、吉田正の故郷である茨城県日立市の神峰(かみね)公園内にオープンしました。
サイバーネットワークでは展示映像はもとより、非接触IC技術を活かした携帯ミュージックプレーヤーなど、館内に設置されているメディア提供システムとそのコンテンツを企画・制作しました。
全てのコンテンツはフルデジタルによって制作され、ネットワークされています。

DATE:2004.4 制作:株式会社文化環境研究所

ミュージックプレイヤー


▲携帯端末で気軽に用意された214の楽曲が楽しめる

携帯端末を持って、記念館の中を音楽の旅に出よう。
日本で初めて実用化された、携帯コンピュータと非接触ICタグを組み合わせた、情報提供システムです。
記念館の2階から4階にディスプレイされているトロフィー。そのケースに表示されている曲名プレートには非接触ICタグが埋め込まれています。このプレートに携帯端末をかざすだけで、吉田正のヒット曲を自由に聞くことができます。さらに携帯端末の画面には、曲の紹介や歌詞が表示されます。


映像シアター


▲懐かしいメロディーをデジタル映像でお届けします

吉田正の数多くのヒット曲の中から、代表的な15曲を楽しむことができるコーナーです。
設置されたディスプレイで聴きたい曲を選ぶと、オリジナルのレコードジャケットとともに、曲の紹介が表示され、大スクリーンに歌手が歌う懐かしい映像が映し出されます。


作曲家・吉田正の生涯


▲吉田正が歩んだ時代背景とともに、生涯を辿ります

作曲家・吉田正の生い立ちから出征、作曲家としての活躍、亡くなるまでの生涯を貴重な映像を交え紹介します。


吉田正の思い出を語る


▲吉田正ゆかりの人々が語る、知られざるエピソード

吉田正は鶴田浩二、橋幸夫、吉永小百合など、多くの歌手を世に送りだしたことから、吉田学校とも呼ばれました。
このコンテンツは、「吉田学校の門下生」と仲間が吉田正を語りその人となりを浮かび上がらせます。さらに、共に音楽を生み出した吉田正夫人喜代子さんの思い出を紹介します。
さらに、門下生が歌う吉田メロディーを聴くこともできます。


吉田正の作曲教室


▲画面に向かって即興で歌えば、たちまちあなたも作曲家!

来館者がオリジナルの曲を作曲したり、吉田正の作品のいくつかをアレンジを変えて聴くことができるソフトです。
音符を並べて曲を作る、鍵盤にタッチして曲を作る、自分で歌を歌って曲を作る。ここではいろいろな方法であなた自身の曲を作り、さらに、あなたの曲をアレンジを変えて演奏を聴くこともできます。
吉田メロディーの中から用意された曲を、オリジナルの「吉田正調」「バロック調」「演歌調」「ロック調」にアレンジをして楽しむことができます。


※掲載の制作事例に関するご質問などはinfo@cyber-net.co.jpまでお寄せください。